一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会は、2018年3月の自殺対策強化月間にあたり、厚生労働省平成29年度自殺防止対策事業【追加公募分】に「SNSカウンセリングによる自殺相談事業」SNSカウンセリング～ココロの健康相談～が採択されました。公益財団法人関西カウンセリングセンター、一般社団法人全国心理業連合会（全心連）との3団体協同で実施します。

■背景・目的
　SNSの普及により、コミュニケーションツールが変化をしてきている背景から、特に、物心がついたころからSNSが普及していた若年層においては、対面や電話での相談窓口を設けても、相談に抵抗を感じ、ミスマッチが起きている現状にあります。バーチャルコミュニケーションが多かったり、プライベート重視で育ってきた中で集団生活が苦手であるような傾向から、リアルコミュニケーションそのものがストレスに感じられることが推測されます。2017年10月に座間で発生したような、痛ましい事件を防いでいくためにも、SNSを活用した相談システムを確立することは、喫緊の課題だといえます。
　全国SNSカウンセリング協議会は、2017年9月、長野県でのLINEを用いた中学生・高校生対象のいじめ・自殺相談の実証事業を経て設立された、日本初のSNSカウンセリングに関する業界団体です。2018年3月の自殺対策強化月間にあたり、3月1日から3月31日まで毎日18：00-22：00、SNSを活用したカウンセリングを実施することにより、これまでの活動での知見を活かしながら貢献して参ります。

■概要
期間：2018年3月1日～3月31日、毎日18：00～22：00
方法：自殺対策強化月間専用のLINEアカウントを使用し、SNSでの相談を行う。なお、セキュリティ等が確保されたシステムを使用し、安心してご相談いただける環境にて実施。
担当：全国SNSカウンセリング協議会の「SNS相談員研修会」に参加したSNS相談員。